どうなるのかな？

朝　弟から「実家に行くけど　いっしょに行く？」

つい先日　実家のすぐ近くのお肉屋さんがＴＶで放映された。

そこのお肉屋さんへお歳暮を買いに行くためだとか。

目的を済ませた後　山中へ・・・・。　

なぜなら今夏の豪雨で・・・・。

実家の近くでは大惨事が・・・・・。

我が実家への被害は　田んぼへの輸水が土砂崩れで埋まってしまった。

「来年は水が来ないから　米がつくれない」という

その実情を私に見せるため連れ出された。

見たってしょうがない気がする。

それでも　長靴をはき　獣よけの鈴をつけ　手には　柄の長い草取りがまと軍手と・・完全装備。

「えぇ～！なんでそんなん？」と聞けば

「いのしし　さる　ひょっとしたら　クマだって」だとサ。ゲェ～　いやだぁ～！

輸水の源は深～い山中。

生まれてこの歳までそんなことしたことない！行ったことない！

弟の後をついて薄暗く妙に静寂な山奥を歩くこと数時間。

途中　倒木をまたぎ　くぐり　岩石をのりこえ　滑り転ぶこと　数回。

片側は谷。

輸水口から貯水池まで　全長何キロメートルだろう？

完全に土砂に埋まり破壊箇所５か所。

自然の力とは恐ろしい。

大木が根こそぎ　大きな石がごろごろ。

ここへは重機が入れないから全て人だけの作業になる。

同窓会の時　こそっと隣の席の町長に聞いてみたら修理工事費用は何百万もかかるらしい。

それの受益者負担は普通で３０％だって。

受益者が数軒だったらものすごい負担。

しかも　来年の予算には　入っていないという。

定年を迎え　やっと　田畑の面倒を・・・と思っている弟に

「米作るの　やめたら？　買った方が安い！」とは　言えなかった。

受益者の中には耕作をやめたがっている人もいる。

どうするんだろう？　どうなるんだろう？